OPC Classicの仕様は、ソフトウェア・コンポーネント間のデータ交換のため、Microsoft® Windows®の技術であるCOM/DCOM(分散型コンポーネント・オブジェクト・モデル)に基づきます。 その仕様は、プロセスデータ、アラーム、履歴データにアクセスするために別々に定義されています。
OPC Data Access(OPC DA)
OPC DA の仕様は、値、タイムスタンプ、品質情報等のデータ交換について示しています。
OPC Alarms & Events(OPC AE)
OPC AE の仕様は、状態の値、状態の管理と同じく、アラームならびにイベント・タイプのメッセージの交換を示しています。
OPC Historical Data Access (OPC HDA)
OPC HDA 仕様は、履歴データ、タイムスタンプ付データに対して、問い合わせ、分析の機能を示しています。
OPC Classic の仕様は、OPC コミュニティ実現に役立ってきました。しかし、技術の進化に伴い、OPC の仕様に対する要求も高まってきました。
2008年にOPC Foundationは、OPC統合アーキテクチャ(OPC UA)を発表しました。プラットフォーム非依存のサービスで、既存のOPC Classic の仕様にある機能性を全て統合し、OPC Classicと後方互換性があります。いくつかの要因が OPC UAを作成する際の決定に影響を与えています。
- Microsoft® は、COM(コンポーネント・オブジェクト・モデル)と DCOM(配給済みの COM)よりも、クロスプラットフォーム型 SOA(サービス志向型アーキテクチャ)を重視するようになった。
- OPC 会員は一組のサービスとして、OPCデータモデルであるデータアクセス、アラームとイベント、履歴データアクセス等を公開したいと考えた。
- OPC のベンダは、差別化を高めるため、埋め込み型デバイスを含めるMicrosoft®以外のシステムに、OPCを実装したいと考えた。
- その他協力組織には、高レベルの構造化データをトランスポートする効率的な方法が求められた。
- ユーザーは安全な方法でファイアウォールを介して、OPCにアクセスする能力が求められた。
OPC Classic と OPC UAの使用の相違点に関する詳しい情報は、OPCFoundationまでお問い合わせ下さい。